歩け歩け小平。小平霊園の中はダンジョン?
2007年06月07日(木)
事前に府元と
府元「東村山駅か小平駅にしましょう」
堀切「では10時に東村山駅で」
というメールのやりとりをしたのに、
堀切の脳内で
「東村山駅は行きたいところが結構遠いい」
「今日は暑そうだ」
「小平駅にしよう」
「そうだ小平駅がいいな。何もないし」
と、いつの間にか約束が進化してしまい、あろうことか、堀切は西武新宿線 小平駅改札の外で、府元を待つ。

「府元は絶対早く来て待っているに違いない。それこそが正しいオタ」
と、確信していたにもかかわらず、府元は9時55分過ぎても来ない。おかしいじゃん!!!5分前に来ないなんて!!府元らしくない!
堀切は心配になり、ケータイで自分が府元に送ったメッセージをチェックしてみる。
「・・・あ。東村山駅だったか。しまったしまった。」
オタのケータイを鳴らす。
府元「もしもし」
堀切「あ。おはよう。堀切だけど。府元?」
府元「はい。おはようございます。」
堀切「いまどこよ?」
府元「東村山駅に着いたところです」
堀切「じゃ、今から小平駅に来て。小平駅で待っているから」
府元「・・・・あ。はい・・・。」
そこから待つこと15分。無事に府元は小平駅に登場。
堀切「いやーごめんごめん。いろいろ思うことあって小平駅がいいかと」
府元「私、何時に家を出たと思います?」
堀切「さー?」
府元「8時過ぎですよ」
堀切「へー」
府元「遠かったですよ」
堀切「へー。んじゃ、行こうか」
あとから思えば、この府元の発言は「2時間かけて東村山駅に着いたのに、いきなり小平まで戻らされたんだよ。このバカ女!」という、府元の精一杯の抗議だったのかもしれない(わかったところで無視だけど)。
(府元のココロ)どき。見透かされてる。
正確には「遅刻しそうだと思っていたけど東村山駅に10時ちょうどに着いて、『間に合った! 良かったあ』とホッとしたのに、いきなり小平まで戻らされたんだよ。このわがまま女!」って思ったのだ。
堀切は、怒らせるとコワいから、そんな不満も表面上はおくびにも出さないようにしてたつもりなんだ、見破られたり?くわばらくわばら。
それにしても、8時台はちょうどラッシュ時間帯だから、電車は混む上に遅かった。遠かった。この時刻でなければ、もうちょっと早く来られたはずだわ。
えー、あらためましてどうも、府元です。
・・・つーか、なんか勝手にオタってことにされてるけど、私はそんなにオタクではないぞ。『涼宮ハルヒの憂鬱』を見たことはないし、『もってけ!セーラーふく』の歌詞も知らないし。(だからヲタじゃなくて、オタ)
で、まあ、小平なんだけど。
私は小平については、お笑い芸人の、カラテカ入江の地元らしいということくらいしか知らない。西武鉄道では、西武遊園地とか西武球場前とか、航空公園とか本川越とか、あるいは西武秩父とか、ベタな観光地の駅にしか降りたことがない。
小平はどんな町なのかまったく知らずに来たんで、記事が書けるかどうか不安だ。入江さんの持ちギャグは「アーイェー、オーイェー、オレ入江フロムL.A.」だから、やっぱりL.A.みたいなところなんだろうか?
とりあえず小平駅北口へ。

うわ。なんだか閑散としている感じ。墓石屋さんだらけだなぁ。でもそのせいか、道がすごく清められ散る感じがするぞ。

堀切「ここが小平霊園。北口にはこんな感じで小平霊園があるから、墓石屋さんが並んでいるんだよね。すごいでしょ。」
府元「はー。大きそうですね」

ふと、府元の肩を見ると、体長3センチくらいの黒い虫が。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
堀切「ねぇ。ジッとしててね。肩に虫が付いてるよ」
府元「さっきからどうも首筋がチクチクすると思ったんですよ」
堀切「ほら。落としたよ。こんなのついてたよ」
府元「・・・」
堀切「んじゃ、行こうか」
府元「私には虫くらいしかつかないってことですかね。初っぱなからこんなんですかね」
堀切「・・・」
小平霊園の中に。

とにかく広そう。案内板を見ると直進したところに「給水塔」があるらしい。歩くことには自信があった府元がとんでもない提案を。
府元「とりあえずこの給水塔まで行ってみましょう」
堀切「(ゲッ(/||| ̄▽)!!!)・・・えー。遠そうじゃん」
府元「まー何か見応えあるかもしれないですから、行きましょう。」
堀切「へーい・・・(´・ω・`)ショボーン」
そして、歩く。ひたすら歩く。園内はキレイに整備されていて、もちろんゴミなんか一つも落ちていないし、お墓も立派で、墓参している人もみんな何だかお金持ちそう。木々が気持ちよさげだけど、広い。思ったよりも広い。
特にしゃべることもないのだけど府元と無言で歩いているのもなんだから、気を遣って会話をしてみる。
堀切「府元は有名にならないの?」(適当なネタふり)
府元「はぁ~~~~なりたいですけどねぇ」(おっ!その気じゃん)
堀切「ふーんなりたいんだ」
府元「まぁ~そこそこ」
(府元のココロ)親が元アナウンサーで、中学時代好きだった女の子が一時期タレントやってて、別の同級生は今でも俳優やっている。そりゃ芸能界に憧れのひとつも感じますわな。
ああ!!カラスが不気味に(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

こんな「全くどうでもよい会話」をしつつ、墓を見つつ、ひたすら歩く。歩く。そして、やっとたどり着いた給水塔は、塔と言うには恐ろしく地味で見応えのない塔。ほぼ端まで来てしまったので、お墓の間から新青梅街道の車が向こう側に見える。

そしてさらに歩く。
小平霊園の敷地は真四角ではないのだけど、さすが霊園。きちんと区画整理されていて、さながらダンジョンのよう。
(府元のココロ)・・・えっと、「ダンジョン」というのはもともと地下牢のことで、転じて地下迷宮を意味するようになったので、屋外の場所に使うのはちょっとふさわしくない単語ではないかと。
それはともかく、その区画整理された中に一部分だけ、雑木林の残っているスペースがあったのは興味深かった。駅からすぐの場所に、里山的な自然が残っている町は珍し・・・あ、まあ、東京にはけっこう広い公園も残っているから、そんなに珍しくはないけれど。でも雑木林を見ていると心が和む。こういうところって大切だと思う。

しかしこの雑木林のスペースだけは、区画整理されてないので、ぐるっと見て回ってから霊園に戻ると、もう方角がわからなくなってる。
堀切「同じ場所から出なくてもいいんだよね。鳥居じゃないんだから。このあたりから霊園の外に出てみよう」
と、いきなり住宅の路地を歩く。まるで不動産屋さんになったようだ。ちょっとした梅林などがあり、「小平だなー」という感じ。
やっと駅付近に到着。ここまで約1時間。よく歩いたこと(笑)
そのまま踏切を渡って南口へ。

途中で自転車遊歩道の小平グリーンロードに出る。駅の近くだとちょっとしたお店もあるのでキョロキョロしながら歩いていくと、カフェ発見。
堀切「お昼前だけど、何か飲んでく?」
府元「はい。疲れました・・・・何か飲んで休みましょう」
おお!何だか美味しそうな手作りケーキが。何にしようかなー。小さいお店だけど(失礼!)美味しそうなケーキが並んでいるぞ。
堀切「府元は何にするの」
府元「私はプリンで」
堀切「( ̄△ ̄;)エッ?ケーキじゃないの?」
(´-`)。。。。(何でプリン・・・)
(府元のココロ)まあ、洋菓子店の実力がいちばんハッキリ現れるのがプリンですからね。・・・ウソですごめんなさい。
単に私がプリン好きだからです。なめらかプリンから大手食品メーカーのプリンまで。
堀切はアイスコーヒーとトロピカルケーキ。
府元はアイスコーヒーとプリン。

「プリンウマー」
店の内装もシンプルながら清潔感があって、雰囲気が良かった。小平にもこんな店があったんだ。(←超失礼)
疲れた体と足を休めながら、そんな憩いのひとときを過ごしていると、外のテラスにおじいちゃんとワンちゃんが。お散歩の途中の様子。いいなーこういうの。ワンちゃんも常連のようで、おとなしく待っていたんだけど、お店の人がシフォンケーキを持ってきたのもちゃーんとわかっていて、その時ばかりは「わんわんわんわん」。可愛い。
さて、南口の最大の目的地、ルネ小平を目指す。ルネ小平はコンサートや落語などの催し物をする市民のホール。近隣の学校の合唱コンクールなんかも行われるのだ。
途中、府元がマンホールや、街灯のフラッグに興味を持つ
府元「いや、多摩湖の取水塔が、あまりにも良く描けていたもんで。」

のどかな農村だった時代の小平を描いたマンホールもあった。色つきのもあったんだけど、撮った写真を見たら、色が半端にはげてて見栄えしなかったんで、色なしの方を。
フラッグは、Jリーグのクラブチームがある町ならどこでも見かけるんだけど、「FC TOKYO」より「KODAIRA」の方が大きいのがおもしろいなあと思って。
あと、小平駅前ショッピングセンターの外観が、昭和50年代っぽくて、ものすごく懐かしい感じ。

今、レトロなものといえば昭和30年代頃がよく取り上げられるけど、私の世代にとっては、昭和50年代が原風景。
この時代の建物は、一見すると単に古くさーい感じしかしない。でも団塊ジュニア世代の人が見ると、懐かしさを感じるはずなんだよな。
近い将来“昭和50年代レトロ”がブームになるんじゃないだろうか。スーパーカー、なめ猫、ファミコン、漫才ブーム、王さんの756号、千代の富士。ほら懐かしい。
・・・思いつきだけでこんなこと書いてるけど、このショッピングセンターが、平成になってからの建物だったらどうしよう。
あと、ルネ小平のホールの真上が、巨大な住居棟になっていたのもおもしろかったな。

西武新宿線小平駅終了~~~。
この時点でかなり疲れ果ててしまった堀切と府元。でも、ここでやめてしまったら全駅沿線制覇なんか程遠い。よし!次は井荻に行こう。

これまた地味な駅である井荻駅を次の「ぽろり旅」先に決めて、再び西武線に乗車する2人なのであった。






This story sounds convincingly! I agree with you in this case.
from samarth 2008年04月09日 19:55